2014年12月09日
人の本心が読める

不思議だ 不思議だ 盲目のピアニストたちに鋭い音感が備わっているように、
またサイレントのサーファーたちが波乗りする時に視力も鋭く、わずかな風や波質の違いを肌で感じ
ている、そして楽しんでる
脳梗塞の後遺症から右半身麻痺になってから、身体が動かない分だけ防衛本能なのか、
必然的に人の心が読めるようになった
それは、5年前日赤に入院している時、60日ほどまったく喋れなくなって、
【あいうえお】のボードを指さして意志を伝えていた ジレンマからなのかカナリのストレスがあった
視力聴力は十分なので、相手の目の動きやチョットした仕草や何気ない挨拶ひとつにしても、
相手の心が分るようになった そして、何回か繰り返すうちに自分の基準ができ物事を瞬時に
判断できるようになった
視覚や聴覚や触覚意外にも、今では文章を読んでも真偽を計るようになり、ヨミも鋭くなりました
例えば長く会ってない友人から連絡を受け、訪ねて来た時なんかは、来訪する以前に
その意志が読めます
また身内の者が黙って秘密を隠し通している時も、細かい事は分らないが、その所作や会話から
ボンヤリだがオオムネそのことが分り、相手に支障がなければ指摘します
特に人に対する好意や嫌悪感、また憐憫の情、恋愛感情、嘘か真実か、などなど敏感です
平たく言えば、他人事でどうでもイイことなのですが、嘘の上塗りの釈明話とか
誰と誰がくっつくとか、またあのカップルは別れるとか、嫌っているのに上辺を装っているとか
また対面して話をしていても、心ここにあらずの相手なんかは一瞬で見分けられます
こちらが見るからに身障者なので、外出先なんかでドアーを開けてくれたり、大変ですねと
話かけてくれる場合も御座なりなのか本当に親切心なのか、優しさの度合いがバロメーターの
ように心に伝わってきます
話は変わりますが、身体が動かなくなってから人とのトラブルを避けるよになりました
何故かと云うと、以前ならチョットは腕に自信もありましたが、今では小学二年生にも突き飛ば
される有様です
車の運転も強引さが消え、まるで走る道路交通法規の優等生、カガミであります
分け隔てなく、他人さんにも優しく丁寧に応対するなど、それもこれも自己防衛の
なせるワザと思います
最近つくづく思いますが 健さん 幸せの黄色いハンカチなんてどこに有るのでしょうか
あれば教えて欲しい

50過ぎてからはそれまでの苦労が身に付いたのか、人に意地悪したり、人をノケ者にしたり、
嘘をついたり、どうでもイイ秘密を持ったり、何の根拠もない優越感に浸ったりすると、
ブーメランのように自分に返って来て痛い目に合うことを知りました
傍目には普通の人と変わらないように見えるが、死と隣り合わせの絶望的な病後の苦労をすると、
あたりを憚らず、慎重さと普段の動作も含め焦らなくなりました 人の目も気になりません
これ以上は絶対無理な事だと思うが、大らかな心も持つように肝に命じています
それは 多分ムリ・・・・・・ でも・・・・ 人の心が読めると言うのも疲れるなぁ・・・・・・
Posted by マンマドルチェ at 15:39│Comments(0)
│何だろう
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